平成31年・9週~梅毒、インフルエンザ~

今週の注目疾患   平成31年・第 9 週(2019/2/25~2019/3/3)

【梅毒】
2019 年第 9 週に 6 例の梅毒の届出があり、2019 年第 1~9 週の累計は 19 例となった。
県内における梅毒の届出は、2016 年に前年比 60 例増と大きく増加し、以降も届出は増加し、2018 年には 163 例の届出を認めた。
2018 年に届け出られた 163 例の内訳は以下である。
l 性別
男性:115 例(70.6%)
女性:48 例(29.4%)
l 年齢群
男性:10 代 2 例、20 代 22 例、30 代 30 例、40 代 29 例、50 代 13 例、60 代 14 例、70 歳以上 5 例
女性:10 歳未満 1 例、10 代 3 例、20 代 26 例、30 代 11 例、40 代 4 例、60 代 2 例、70 歳以上 1 例
l 病型
男性:早期顕症梅毒(Ⅰ期)32 例、早期顕症梅毒(Ⅱ期)34 例、晩期顕症梅毒 9 例、無症候 40 例
女性:早期顕症梅毒(Ⅰ期)7 例、早期顕症梅毒(Ⅱ期)18 例、無症候 23 例
l 推定感染経路(記載のあったものについて:重複あり)
男性:性的接触(性交)69 例、性的接触(経口)14 例
性的接触(同性間)15 例、性的接触(異性間)63 例、性的接触(不明)12 例
女性:性的接触(性交)39 例、性的接触(経口)3 例、母子感染 1 例
性的接触(同性間)2 例、性的接触(異性間)39 例、性的接触(不明)3 例
男性は 20 代~60 代までの幅広い年代において、女性は 20 代の届出が多かった。
また、推定感染経路については異性間性的接触の届出が多かった。
近年の梅毒届出数の増加を受け、梅毒の発生動向をより詳細に把握するため、2019 年 1 月1 日から以下の情報が届出事項として追加された。
l 性風俗の従事歴・利用歴の有無
l 口腔咽頭病変
l 妊娠の有無
l 過去の感染歴(治療歴)
l HIV 感染症の合併の有無
普及啓発等の対象群の把握や先天梅毒の発生予防のため、届出の際には、これらの項目について記入漏れがないようお願いしたい。
梅毒の感染連鎖を防ぐため、感染が疑われる症状がみられた場合には、早期に医師の診断・治療を受ける必要がある。
コンドームの不適切な使用によるリスクの上昇や、オーラルセックスやアナルセックスでも感染すること、梅毒は終生免疫を得られず再感染することなど、引き続き広く梅毒について啓発をしていく必要がある。

【インフルエンザ】
2019 年第 9 週に県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は、定点当たり 5.60(人)であった。
県内16保健所管内全てにおいて、前週より定点当たり報告数は減少した。また、全保健所管内で定点当たり報告数10を下回った。
報告の多い上位3保健所管内とその定点当たり報告数は、松戸保健所(7.75)、印旛保健所(7.04)、香取保健所(7.00)であった。
2019年第9週の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、1,130例中A型1,044例(92.4%)、B型83例(7.3%)、A and B型0例(0.0%)、A or B型3例(0.3%)であった。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成31年3月6日更新)

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