平成29年・50週~インフルエンザ、感染性胃腸炎~

今週の注目疾患   平成29年・50週(12月11日~12月17日)

【インフルエンザ】
2017 年第 50 週の県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は 7.59(人)となり、前週(4.50)より増加した。
県内 16 保健所管内(千葉市、船橋市および柏市含む)のうち、14 保健所管内において前週より報告が増加した。
県レベルでの定点当たり報告数(7.59)を超える保健所管内は、報告の多い順に印旛(14.21)、市原(10.55)、船橋市(10.18)、松戸(9.08)、市川(8.50)であった。
今シーズンこれまでの傾向として、昨シーズン同時期と比較すると患者全体に占める小児の割合が大きい。
昨シーズンの第 36~50 週に報告された患者全体に占める 0~14 歳の患者の割合は合計 53.7%(0~4 歳 12.7%、5~9 歳 20.6%、10~14 歳 20.4%)であったが、今シーズン(第 36~50 週)は 73.3%(0~4 歳 17.5%、5~9 歳 38.3%、10~14 歳 17.5%)となっている。
国内における直近のインフルエンザ検出状況では、AH1pdm09 が最も多く、次いで B 型(山形系統)となっている。
第 50 週に県内定点医療機関の協力によるインフルエンザウイルス迅速診断結果の報告では、A 型が 74.2%、B 型が 25.6%であった(0.2%は A もしくは B に陽性)。
地域によって両ウイルス型の検出割合は大きく異なっており、市川、夷隅保健所管内では A 型より B 型の割合が高い。
今シーズンこれまで県や国レベルにおいても B 型インフルエンザウイルスの検出頻度が高いが、WHO の FluNet や各国のサーベイランスリポートによると、日本を含めた東アジア(中国、韓国や台湾など)において同様の傾向が認められている。
引き続き、ウイルス検出状況や入院サーベイランスを含め、今シーズンの発生動向に注意が必要である。

【感染性胃腸炎】
2017 年第 50 週の県内定点医療機関から報告された感染性胃腸炎の定点当たり報告数は 9.30(人)となり、前週(7.56)より増加した。
感染性胃腸炎はウイルス、細菌や原虫・寄生虫など様々な病原体が原因となりうるが、この時期は特にノロウイルスによる感染性胃腸炎の報告が多い。
過去のシーズンにおける感染性胃腸炎の動向を振り返ると、感染性胃腸炎の報告は第 50~52週あたりでピークを示す。
今シーズンの感染性胃腸炎の報告は昨シーズンと比較すれば少ないとはいえ、今シーズンもノロウイルスを原因とする食中毒や施設での集団発生が報告されている。
食品の十分な加熱や手洗いを励行し、また吐物等は適切な処理を行ない二次感染の発生に注意が必要である。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成29年12月20日更新)
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